一般診療
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一般診療

マリヤ・クリニックは、開業以来栄養治療を模索・実践し、結果的に日本で最初 の分子整合栄養医学を標榜する医療機関となりました。保険診療としての一般的 な診察もおこなっているので、そちらを患者さんが選択することもできます。

診療科目
内科・小児科(保険診療)

各種健康保険取扱機関
生活保護指定機関
介護保険取扱機関
特定疾患取扱機関
結核予防法指定機関
身体障害者認定医
自立支援医療機関
各種健康診断
栄養療法(分子整合医学)
各種公的検診指定機関
特定健診・特定保健指導
予防接種(保険・自費)
検査一覧(保険・自費)

栄養医学(自由診療)

自費検査

OGTT

低血糖症の診断を行うために院内で行っている検査です。空腹時と、その後ブドウ糖を摂取してから30分または60分おきに計9回の採血と採尿を行い、5時間にわたる血糖値やインスリン量などの変化を調べます。

リブレPro

血糖値測定用のセンサーを腕に貼り付け、装着後から最長14日間、15分ごとの血糖値を記録することができます。血糖測定のたびに穿刺する必要がなく、昼夜を通した測定が可能であるため、OGTTでは把握できない日常の血糖値の変化を把握することができます。得られた血糖値のデータと、センサーを装着中に記入していただく食事内容などの生活記録をもとに分析を行います。低血糖症の診断には用いません。

OAT(有機酸検査)

腸内環境やエネルギー合成に関わるTCAサイクル、神経伝達物質などの状態を把握するため、海外の検査会社に依頼して行う検査です。体内では、代謝が行われると副産物として様々な有機酸合成物などが生成され、尿中に排泄されるため、それらの量とバランスを見ることで、身体の代謝機能の異常や有害な有機酸の存在と量を調べることができます。腸壁に損傷がある場合や広汎性発達障害者などには、酵母菌などの腸内細菌によって、通常では見られない種類や量の有機酸合成物が尿中に排泄される場合があります。腸内に有害な菌の存在が疑われる場合は便検査を行うことが一般的ですが、実際に菌が腸壁に存在していても便中には検出されず、検査結果が陰性になることがあります。

MOAT(菌有機酸検査)

上記OATのうち、主に酵母や細菌が産生する代謝物のみを調べます。TCAサイクルや神経伝達物質の状態を見る代謝物は含まれません。当院では、除菌治療の経過を確認するためOATの代わりに実施する場合が多いです。

IgG(遅延型アレルギー検査)

アレルギーは、食後、数時間で湿疹等が起こる即時型アレルギーと、主に食後約24時間~数日経過した後に症状が表れる遅発型アレルギーに分類されます。遅発型アレルギーは湿疹以外にも、慢性的な疲労、胃腸症状やうつ症状などにも関与していると考えられています。

190項目の幅広い食品と、酵母菌、カンジダ菌に対する血液中のIgG抗体の量を、海外の検査会社に依頼して調べます。

毛髪ミネラル検査

血液・尿検査ではわからない、有害金属(ヒ素、カドミウム、水銀、鉛など)の長期間にわたる蓄積や、必須ミネラル(ナトリウム、カリウム、マンガン、鉄など)の過不足を調べます。身体の解毒能力が低下し体内に有害金属が蓄積すると、イライラや疲労感、頭痛などの症状の原因になる可能性が考えられます。

ヘリコバクターピロリIgG抗体/ペプシノーゲン検査

胃の中に存在するヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)に対する血液中の抗体価と、ペプシノーゲンⅠ/Ⅱ比の検査をすることで胃病変(胃・十二指腸潰瘍、慢性萎縮性胃炎、胃がん)の可能性を把握することができます。ピロリ菌が作りだすアンモニアが胃酸を中和して胃粘膜を変性させると、胃の萎縮(胃の粘膜が老化し機能が低下している状態)が引き起こされます。外国と比較して日本で胃がんが多いのは、ピロリ菌の感染率が高いことと関連しているのではないかともいわれています。ペプシノーゲンはタンパク質を分解する酵素であるペプシンに形を変えるため、胃液が足りない人ほどタンパク質が分解されにくく、いつまでもお腹がいっぱいであったり、お腹が張ったりする症状が表れることもあります。

フェリチン

体内の鉄分の約30%はフェリチンとして肝臓や脾臓、骨髄に貯蔵されており、体内の鉄が不足した場合には、貯蔵鉄から失われていきます。そのため、血液中のフェリチンの値を調べることで、血清鉄やヘモグロビンの値のみを調べただけでは見落としがちな、潜在的な貧血がないか把握することができます。女性の場合は鉄の摂取不足や月経量が多いと低値になる傾向があります。

亜鉛/銅

亜鉛はタンパク質、酵素、DNA、コラーゲンの合成に必要な栄養素で、血糖値を調節するインスリンの形成を助け、膵臓からのインスリンの分泌を促します。亜鉛と銅の比率は10:9が望ましく、この比が逆転すると精神の興奮を起こしやすいといわれているため、血液検査で銅過剰症や亜鉛不足がないかを調べます。特に統合失調症では亜鉛を尿中に排泄してしまう体質の人が多く見られます。

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収調整や骨の石灰化に関わるため、ビタミンDの欠乏はくる病や骨軟化症に繋がることが広く知られています。一方で、ビタミンDのその他の機能として、脳の認知機能や免疫細胞の増殖・分化、腸粘膜細胞の結合強化などにおける機能が注目されており、血中のビタミンD濃度の低下はアルツハイマーや自己免疫疾患、リーキーガット症候群、各種がんなどとの関連が指摘されています。血中の25-OHビタミンD分画を測定することで、ビタミンD濃度の過不足を把握することができます。

高濃度ビタミンC点滴療法

マリヤ・クリニックでは2001年より、治療用ビタミンCを米国より輸入し、ガン患者さんへの点滴を行っています。ビタミンCは大量に投与されると、細胞に強力なコラーゲンの膜を生成し、この膜がガン細胞を包み込むことにより、浸潤を抑制します。従来の抗ガン剤治療による副作用、放射線治療による精神的・身体的消耗の激しさに対し、高濃度ビタミンC点滴療法は患者さんのQOL(生活の質)を落とすことのない治療法として注目されつつあります。抗ガン作用以外にも、免疫力を高める、創傷を修復する、疲労やうつ症状を回復するなどの働きが挙げられます。

 

ガン治療のための高濃度ビタミンC点滴について(PDFファイル)

ガン治療以外の方も高濃度ビタミンC点滴をお申込みいただけます(PDFファイル)