◆マリヤ・クリニックニュース3月号「知っておくべき死後の手続き」を追加。
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2023.03.01

マリヤ・クリニックニュース3月号

巻頭言

梅が咲き、河津桜が咲き、クリスマスローズも咲き始め、チューリップも芽を出しました。いろいろあった年が過ぎて新しい春が始まります。

 

しかし、社会は混乱を深め、戦争も終わらず、災害が頻発しています。物価は上がり、収入は上がらず、IT化が進んでどのように対処したら良いかわからないようになってきました。銀行も減り、郵便局では無料でコインをATMに預けられなくなりました。景気が悪くなったので、全て合理化です。個人商店や飲食店もすっかり減ってきて、チェーン店ばかりです。社会を挙げて生き残り算段です。

 

かたや高齢者は、どのように対応したら良いかわからず右往左往です。今まで通りの生活を営もうとしても、近くに店がなくなり、ネットで操作してと言われてもわからず、家に籠ってしまうようになりました。子どもや学生たちは高額なゲームやスマホにはまり、外に出なくなりました。主婦は少しでも安い物を買おうと探し回っています。社会人は、PCやスマホに時間を費やして目疲れの中、安易な食事を摂っています。男性たちのコミュニケーション能力は進まず、仕事での軋轢を感じています。壮年や実年のPC能力は諸外国に比べてかなり劣っており、日本経済と企業の将来性は危ないようです。

 

「生きる力が弱い!」が私の感想です。社会環境、自然環境、世界の変動に対して、生き残れなければ貧しく苦しく辛い生活が待っています。その覚悟はあるのか、と言えばあまりないように思われます。

 

私の子供時代は、皆が貧しく、美味しい物を食べ綺麗な服を着るなどは考えてもみませんでした。しかし、大学の学費は年1万5千円、奨学金は月1万8千円、家庭教師やアルバイトでアパート代や食費を払い、週2回の銭湯以外は、60センチの洗面台で身体や頭を洗っていました。収入があると米、インスタントラーメン、魚肉ソーセージを買い、もやしやキュウリや納豆などは都度購入です。必死に生きていました。

 

趣味も多く、遊びも多く、馬鹿なことをやることも多く、友達とは夜通しトランプをして大家に出て行けと言われました。何であんなに時間があったのかと思います。それでも会計学だけはかなり勉強して、試験の時には私の周りに数十人が取り囲んでいました。生存競争に強そうな人の周りに人が集まるのか、と思ったものです。その私が歳を取り、好々爺になりつつあります。皆さん、強くあってください。

 

事務長 柏崎久雄

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