◆マリヤ・クリニックニュース7月号「自然に優しく、自然と共に。」を追加。
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2024.07.01

◆マリヤ・クリニックニュース7月号

巻頭言

暑い夏が来ました。プール、ローラースケート、キャッチボール、少年時代は遠い幻。水泳部で真っ黒な顔に歯が白く光り、山登りでは大雨にテントが水だらけ、学生時代は馬鹿なことばかり。子供が生まれてからは、暑い中を連れ歩いて疲れ切り、体調を崩した子に大慌て。キャンプに連れて行ったけれど、マットがないので眠れず、蓆と古木で小屋を作り、食台もない食事。思い返せば可哀そうなことをしました。何が良いのかわからないけれど、動き回ったのは30代でしょうか。末の子が高校に入ってからは、夫婦で海外旅行。妻が喜んで大はしゃぎするのを見て、我慢し頑張っていたのだと気が付き、妻の好きな自然を堪能するためレンタカーで回ったものです。若い頃にとって、夏は騒がしく活動の季節でした。

 

今も暑くても動き回ります。実際には、動きが遅くなり、水を飲み休む時間が増えました。やはり暑い夏は身体には堪えます。「若くないのだから」と言われることに応答したらどうなるのだろう。無理をして運動をしている人々が、身体を痛めそうな様子を見ます。栄養医学を知る者からすれば、運動に必要なタンパク質やミネラル・ビタミンが不足していることがわかります。でも、自分は、なかなかつかめません。血液検査や体組成計では、良くなっているようですが、そういう数値に惑わされてもいけないと注意をしています。先月は、体調を崩し、目が回って倒れました。初めてのことですが、病人と高齢者の気持ちが良くわかりました。

 

今月は、庭造りはその環境に合わせて植物を選び、長期的な視野と忍耐を持った努力が必要なことをまとめてみました。その配合をせずに、理想と知識を繰り広げても、落ち着いた庭はできないものです。

 

自分の人生は、どのようなものだろうと考えます。昔は無理なこと、過激なこと、愚かなことをしてきました。そうすると妻に負担を与えていることに気が付き、修正を繰り返してきました。よくついてきてくれたと思います。ようやく、自分にあった生き方や考え方がわかってきたような気がします。人生に雑草や病虫害は付き物です。思うとおりに生きようとすると、却って人間らしさや自分を失います。もしかしたら家族も。

 

「ご自愛ください。」という丁寧なお言葉をいただきますが、そのように生きたら自分らしさをなくしてしまうという危惧を持っています。「思い通りに生きましょう。」が好きです。

 

事務長 柏崎久雄

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