◆マリヤ・クリニックニュース10月号「ヴィーガンの考え方と自然を守ること」を追加。
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2020.10.02

マリヤ・クリニックニュース10月号

巻頭言

暑い夏が急に過ぎ去り、涼しくなってきました。体調を崩す人が多くなっていますが、コロナ災害の下での外出自粛も影響しているようです。自律神経とは、本人の思いとは別に自律して身体の機能維持に務めているのですが、無理が重なると異常を来たし、ホメオスタシス(生体恒常性)を維持できなくなります。この恒常性は、体温、血糖、血圧、そして免疫系に及びます。熱中症も、体温調整力が落ちたところに高温多湿が続くから、起こるわけです。

 

コロナウイルスに対しても、インフルエンザウイルスに対しても、この免疫系の強さが症状に大きく影響します。体調を壊す人の特徴は、融通性が少ないような気がします。疲れたら寝る、腹が減ったら食べる、喉が渇いたら水を飲む、これを普通にできることが大事なのですが、「水を飲むとオシッコが出るから我慢する。」、「疲れたけどもう少し頑張る。」、「間食など食べるものではない。」などと、意地を張る(失礼!)人が、健康を害するようです。

 

院長の凄さは、食べる量が凄い、体調に合わせて必要な栄養源を食べまくる、ともかく動き働く、そして、眠くなったら、直ぐに寝ます。時間が無い時でも、「5分寝る。」と言って、5分後に起きるのですから、アンドロイドのようです。出かける時は、バッグに食べ物、飲み物、サプリ、などをどっさり入れるので量が半端ではありません。少しでも、異常を感じたら、やおらバッグを開けて食べます。疲れたところのマッサージもします。隣にいると、昔、流行った言葉を思い出します。「オバタリアン」。長生きをするでしょう。私などは、到底かないません。

 

しかし、自然破壊、異常気象は、もはや個人の対応できる範囲を超えています。本文で載せたヴィーガン運動は、着実かつ健全な対処生活かと思いました。高齢者の会話では、自分たちはどうにか暮らしていけるけど、子どもの世代、孫の世代のことを考えると心配だ、果たして健康に暮らしていけるのだろうか、と心配しています。安く気儘に暮らせると、東南アジアに移った高齢者が大変苦労していますが、これまでの暮らしを、あまり変え過ぎるのも無理があります。人間は、楽をして過ごしたいという願いがあります。でも、毎日をコツコツ、料理を手作りし、身体を動かして生きる、人と仲良く、趣味を持って生きる。そんな平凡なことが、健康と幸せのコツかもしれません。

 

事務長 柏崎久雄

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