2024.11.01
◆マリヤ・クリニックニュース11月号
「身体と健康は人間としてのもの」を追加。
巻頭言
夏のように暑い日の次に肌寒い日が来て、体調も狂いがちです。「乙女心と秋の空」という句が浮かんできましたが、「女性の心は秋の天候のように変わりやすい」という意味で、女性には失礼ですね。「天高く馬肥ゆる秋」という澄み切った綺麗な空は、まだでしょうか。収穫を楽しむ季節でもあります。
妻はいつものように、紫蘇の実をバケツ一杯も採り、佃煮にしてご飯に掛けています。食べきれないので人に分けています。栗も10キロ以上採れました。下が鳥小屋で鶏糞が浸み込んで肥料になるのでしょうか、大きな栗ですが、食べるのが面倒なのでかなり差し上げました。柿は不作で、ミカンも剪定をし過ぎて不作でした。猪が歩き回り、穴を掘っているのですが、野菜の収穫が欲しいので、ブロックと針金で壁を作り、畑を拡大中です。妻は、17日の健康セミナー「免疫の過剰」の原稿作成の合間の作業で、私は、畑拡張の切り株の掘り起こしです。
子どもたちは独立したので、休日は畑の収穫や雑草取り、そして、原稿作成や喫茶です。魚の骨や果物の皮などを鶏にあげると、殺到して食べるのを妻は喜んでいます。のんびりした休日は年寄りには楽しいものです。若い時は、子育てや仕事で休む暇もなく、懸命に生きてきました。事業を子どもに継がせるのを期待してはいけないと思い、夫婦それぞれ死ぬまで呆けながら働いて行こうとして良かったと語り合います。引退などしたら、互いに何をしたら良いのかわかりません。現在70歳の妻が90歳になっても診察して、話がわからなくなったら、スタッフに聞いてください。妻は、かなり会話はおかしくなると思うけれど、診察だけは呆けても多分大丈夫と言っています。危なくなったら引退します。
私は、会社経営は従業員に任せ、教会事務も執事たちに任せ、説教だけは人気が出て来たので、願わくは90歳までしたいと思います。教会は相続制ではないので、かなり後任者に譲っていくでしょう。
夫婦どちらかが、先に天国に召されたら、間違いなく呆けるでしょうから、死なないように気を付け合い、助け合っています。成果主義の危うさについて書いてみました。私たちは、そのような生き方はしていないつもりです。神に従い、人に喜ばれるように生きてきました。私と話をしたい方がおられるようです。何も伝えられませんが、お茶をご一緒するくらいならできます。受付に声をかけてください。
事務長 柏崎久雄