◆マリヤ・クリニックニュース6月号「安心かつ平穏な老後のために」を追加。
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2024.06.01

◆マリヤ・クリニックニュース6月号

巻頭言

「五月晴れ」とは「梅雨の晴れ間」ということだそうです。旧暦の五月は現在の6月のことですから、これからの晴れ間は五月晴れです。

 

先月には、9人目の孫が生まれました。これで、男3人、女6人です。長男は中国人と結婚し、長女は日本人と結婚しましたがカナダ在住。次男は日本人とで娘3人、次女はアメリカ人とで娘、3女がフランスとアメリカの二世とで息子は三世というのでしょうか。育ちも育て方もそれぞれ異なり、興味深く見ています。これで総勢21名となりました。昨年の3女の結婚式は、国際色豊かで参加者も驚いていました。

 

振り返ると、よく5人も子どもを育てられたものだと思います。長男の出産は難産で、私が隣にいて呼吸を教えたりしましたが、苦しがるのでとても傍にいられませんでした。出産時間の調整で促進剤を打たれていたので体調を崩し、産後うつにもなっていました。次の子を産む時は、必死に祈ったおかげか安産でした。次男は経済的困窮の中、妻は3日前くらいまで派遣病院で働いていて私が行き帰りを車で送っていました。次女は開業して10か月でしたが、明日から代診の先生が来るから早く産みたいとジャンプを繰り返して出血し、救急車で運ばれて安産で産みました。病気ということで保険が適用され、妻はお金が浮いたと喜んでいました。3女は、退院したら代診の医師が来ないので、そのまま診察して驚かれました。上の3人は、前橋から高齢の私の母が来て世話をしてくれました。

 

妻の母は、子育てを女中さんらに任せたので、どのように育てるかわからないと言っていましたが、頻繁に来て優しい母でした。義父は、地域の指導者、経営者で、通勤に必要だろうと車を買ってくれたりしました。私の両親が、子育てを助けに数か月同居してくれた時は、嬉しかったものです。厳しかった父が、孫を膝に乗せてあやしている姿には感動しました。

 

時は巡り、今はその親の歳に私たちがなっています。過去を振り返るのは老けた証拠かと思います。歴史は引き継いでいくものです。立派に生きたそれぞれの両親に恥ずかしくない人生を生きてきたつもりです。

 

しかし、現在の世相や人々の在り様を見ると、私たちでなければできないこともあると覚悟するようになっています。歳などに負けてはいられません。偉そうに言って申し訳ありませんが、自分を労り守ろうとしてきたことはない私たちですから、今更、逃れたり、休んだりしないで、生涯を尽くして生きていきたいと願っております。

 

事務長 柏崎久雄

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