2020.11.02
マリヤ・クリニックニュース11月号
巻頭言
コロナ騒ぎが続き、十一月になってしまいました。マスクや消毒は慣れましたが、食事や買い物はどうして良いか困ることがあります。ビニール袋を持参することもあって、シールを貼ってもらってポケットに詰め込んだり、手に持ったり、あまり量を買わなくなっています。先日、久しぶりにデパートに行ったら、エレベーターに後から入ってきた子供が「コロナ怖い」と人を怖がっているのを見て、切なくなりました。また、感染したら周囲の人に非難されるのではないか、と不安になっている人もいるようです。
次女のマリヤがZoomで結婚式を挙げ、伴侶が来日しました。日本人の配偶者は入国できるので、手続きをして許可を得、改めて新郎新婦立会いで式をします。パーティーは野外で行います。コロナで不便になっている世の中ですが、ネットを使いこなすと今まで考えられないことができるものです。Zoom結婚式でも泣いてしまったので、本番の結婚式はどうなるか心配です。妻は、Zoomに続いて、ピアノを弾くので、そちらに真剣ですが、本当に喜んでいます。母は強いです。
当クリニックには多くの患者さんが来られているのを不思議に思って聞いてみたら、待合室が広く、感染症対策もきちんとしているので安心している、とのことでした。改めて記事としてまとめてみましたが、職員一同よく働いていると感心し、また感謝しています。多くの医療従事者が院長のように感染を覚悟しながら治療をしています。病気に慣れているのと、対策をきちんと知っているからなのか、と感心します。
マリヤ院長に会うとホッとする、と言われる方が多くおります。長年連れ添った私でも、妻の笑顔を見ると安心します。今年入社してコロナの不安ですぐに退職した職員がいました。医療従事者には向いていない人もいると理解しながらも、患者さん自身がコロナ感染を怖がっているのに、そういう患者さんに笑顔で対応している職員は素晴らしいと思います。ご自分の不安ばかりを気になって、他の人に注文をつける人も多くおりますが、職員の苦労や努力にも目を留めて頂きたいと思います。
問題や恐怖にばかり目を留めると周囲にも不安や苛立ちを与えます。前進して歩めば、少しずつ物事は改善していくでしょう。あなたの心がコロナごときに負けませんように。
事務長 柏崎久雄
毎月1日にニュースを発行しています。
マリヤ・クリニックならではの視点で、健康・医療の情報発信を行っております。
皆様の心と身体の健康にお役立ていただければ幸いです。
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