◆マリヤ・クリニックニュース4月号「高齢者と介護と保険」を追加。
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2024.04.01

◆マリヤ・クリニックニュース4月号

高齢者と介護と保険」を追加。

巻頭言

花盛りの季節になりました。大学受験の頃、サクラソウを机の上に置いて毎日水をやりながら、「桜咲く」を想っていました。2年生の4月、春の花々を眺めながら散歩をしていると友人たちのアパートまで行ってしまいました。彼らは、私が寄ると、「帰れ!」と言うので探ると、女子大生が2階に住むので、これから歓迎会をするとのことでした。

 

妻との出会いは、その時でした。誕生日が同じ人は初めてで驚きましたが、彼女はそのアパートを10日ほどで出て行ってしまいました。その後のなれそめは、また後日の楽しみにしてください。

 

春には、引っ越しを繰り返しました。独身時代に4回、結婚してから8回、運送会社に頼んだのは、最後の2回だけです。学生時代に金沢八景から杉田に移る時、お金がないので国道16号線をリヤカーで運ぼうとして借りようとした生協の職員が危険だからとトラックを出してくれました。

 

庭で草木の世話をするのが喜びです。3月の今は、クリスマスローズが一面に咲いています。ラッパ水仙も、いただいたものを植え付け、株が増えたら、他にも移していろいろな所に咲いています。沈丁花も香ばしく、伸びた枝を挿し木したら小さく咲いています。チューリップも、分けた球根に肥料を施し続けたら大きな花をつけています。椿やマンリョウの実から出た芽が幾つも伸びています。桜のひこばえを移植して植えたものも1ⅿを超えましたが、花はまだ咲きません。

 

庭の手入れをしながら、色々なことを考え、祈ります。「桃栗三年柿八年、梅は酸い酸い十三年、梨はゆるゆる十五年、柚子の大馬鹿十八年、蜜柑のまぬけは二十年」とも言われます。柿も甘い実が実り、梅も育ち、柚子も豊富な収穫を得て、蜜柑は4年くらいで美味しい実りがありました。別に、「桃栗三年柿八年、梅はすいすい十三年、柚子の大馬鹿十八年、林檎にこにこ二十五年、銀杏のきちがい三十年、女房の不作は六十年、亭主の不作はこれまた一生」とあります。昔は、「久雄の大馬鹿30年」と不遇の歳月を耐えておりましたが、多くの人はもっと長い間、耐えていたのですね。それでも私は、女房は豊作で子供も5人の良い育ちで幸せです。

 

思い通りにはならない人生ですが、だからこそ多くの人と分かち合える苦労があります。振り返れば、苦労も苦難も良き思い出です。妻と出会ってから50年。お陰で奇想天外の人生を歩むことになりました。子供の頃、妻は「じゃじゃ馬」と言われたそうです。

 

事務長 柏崎久雄

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