◆マリヤ・クリニックニュース9月号「イギリス旅行記」を追加。pdf
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2017.09.05

マリヤ・クリニックニュース9月号

巻頭言

雨が続いた夏ですが、それでも暑かったですね。イギリスでは一番暑くても20度ですから、上着を着た紳士でいられる訳がわかったような気がしました。蒸し暑い日本では、なるべく蒸発を促して体内から熱を放出しないといけないのですが、湿度が高いとそれもままならず、やはり外的な助けが必要です。風通しを良くすること、エアコンで除湿すること、身体を洗って汗腺を詰まらせないこと、空気を通し放熱し易い服を着ること、その他、工夫をしないと暑さ対策はできません。

 

こういう時、失礼ながら頑固な人は身体を壊しやすいのです。無理して窮屈な服を着たり、エアコンは嫌いと使わなかったり、水を飲むと汗をかいてみっともないから飲まないとしたり・・・、そんなうちに身体を壊して人の世話になり却ってみっともなくなったりするものです。節制のできない人も身体を壊します。冷たい物を食べたり飲んだりして胃腸を悪くして食欲が落ちたり、柔らかい物や甘い物ばかり食べて身体を弱くするのです。婦人たちは、そういう面では強いです。涼しそうな服を着て、遠慮なく飲み食いし、決して無理をせず、休みたい時に休む・・・、長生きするはずです。

 

旅行中の妻は、いつも全く下調べはせず、私に任せっきりで、暇さえあれば寝ています。ぐっと起きると、お腹が空いたわ、とレストランで栄養たっぷりな注文をして、時間を掛けても食べきります。うれしそうに、楽しそうに過ごし、英語が話せないのに人に話しかけ、勝手に解釈して満足します。娘たちは、お母さんは幸せね、と呆れながら、私には、お父さん何歳までこんな旅ができるのとねぎらいながら、やはり美味しい物を注文して食べまくるパターンは同じです。楽しそうな彼女らを見ながら、女性は強い、と感嘆します。

 

イギリスの人々のジョークには参りました。どこまでが本当で、何を言おうとしているのか全く分からないで、楽しそうにするのです。娘たちは相手をして話しているうちに、意味のないジョークで、それを楽しんでいるだけということがわかるのですが、これはヨーロッパ人の特徴のようです。駐車場は全て事前に券売機で駐車時間に合わせてチケットを買いフロントに置いておくのですが、無料時間を超えたら、なんと50ポンドの罰金を取られました。鉄道の切符も行く先まで買っておかないと罰金を車掌に取られます。出る時の改札がないので当然なのでしょう。ロンドンの公園の広さと多さにも驚きますが、地方での自然の多さ・豊かさも感動しました。数百年前の家がそのまま建っており、ホテルもエレベーターがないので3階までトランクを運びます。幾つものトランクを当然のように運んで旅行する人々も見ました。人生は楽しみ、労苦を避けようとしないと健康で豊かな人生を送れるものですね。

 

事務長 柏崎久雄

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