◆マリヤ・クリニックニュース1月号「がんの治療について」を追加。pdf
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2019.01.11

マリヤ・クリニックニュース1月号

巻頭言

新年あけましておめでとうございます。

皆様、今年はどんな年になるでしょう。どんな計画を立てているでしょうか。私は、毎年これだけはしておかなければならない、こんなことをしたい、と正月に考えました。関わる組織が多いものですから、それぞれの年間計画を詳細に立てないといけません。それでも、休みの海外旅行は最優先で立てます。この正月は南ニュージーランドをドライブし、妻が喜ぶ自然を味わうつもりでした。

それが入院生活に変わったのですが、妻ががんになったということで、食事を作ったり、片づけをしたりして、妻のメガC点滴の時間を確保しています。一々喜んで感謝してくれる妻に対して、却って申し訳なく思っています。箱入り娘の妻は、料理も家事も全くできずに結婚したので、殆ど柏崎家仕様で教えました。末娘が高校を卒業する頃から、妻の熟練に連れて私は家事に手を抜き始め、何かの時の趣味の料理くらいになっていました。妻は私の為に尽くすのを惜しまないので、私も高慢になったようです。

朝は病児保育の診察から、夕方の診察終了まで働き、3食殆ど妻が料理します。日曜は教会の礼拝でピアノ奏楽、信者さんの世話、そして金曜の祈り会、休日診療や夜急診の当番、治療方法の勉強や医師会、・・・、こんな働き者になるなんて、思いもよりませんでした。

昨年くらいから、眠れないので足を揉んでくれ、と言うようになりました。ガンの影響が出ていたのでしょうか。昨年の夏、妻が希望したウィーン旅行では体調を崩してしまい、血液検査で出血があることが判明しました。そして、内視鏡検査で大腸がんと診断されたのです。

さて、腹腔鏡による手術は4日の朝に2時間40分ほどであまり出血もなく無事に終了しました。小腸から大腸に入った所の上部に3センチ程のがんがあり、その周囲25センチ程を切除しました。手術後は、疲れ切っていましたが、当日の夜7時頃には会話ができるようになり、翌日は水を500cc飲んで、癒着を防ぐために5分ほど歩きました。翌々日は、歩かなければならないと勝手に歩き、点滴の針がずれてしまい、看護師か家族と一緒に歩いてくださいと言われ、舌を出して恥ずかしがっていました。多くの方々から励ましとお祈りをいただき、夫婦ともども大変うれしく思っております。15日から診察できそうです。ありがとうございます。

 

事務長 柏崎久雄

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