◆マリヤ・クリニックニュース1月号「台湾旅行記」を追加。pdf
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2017.01.07

マリヤ・クリニックニュース1月号

巻頭言

新年あけましておめでとうございます!

マリヤ・クリニックも4月で開業30年となります。あっと言う間ですが、32歳の若き妻も、シワとシミが目立つ齢になりました。患者さんを始め、いろいろな方に本当にお世話になりました。感謝いたします。

 

30年前は長男5歳、長女4歳、次男2歳で、妻は医局に勤めながら、関連病院に週4回往復100キロの運転をしていました。今は高速道路が開通していますが、昔は東金までしかなく、1時間以上通勤に掛かりました。3人の子の保育園の送り迎えと家事の半分は私もしていましたが、日曜日はまだ教会員の殆どいない教会のために夫婦で一生懸命でした。支援もなく始めた教会を支えたのは、妻の医師としての収入で、妻はそれを喜びと励みとしていました。

 

愚痴も不平も言わず働く妻が、疲れから居眠り運転をしたと聞いたので、開業を決心しました。博士号を目指す医局を辞め、14.5坪の美容院跡を借りて資金30万円で始めました。ところが、医師一人、従業員一人で始めてしばらくして、妊娠がわかり、自転車操業の倒産を覚悟しました。私たち夫婦は、全てのことを神の御旨として受け入れ、最善を尽くすことを心掛けております。妻は出産後3週間で復帰し、クリニックもつぶれないで済みました。3年後の3女の出産は、年末の休みと重なって、代診も少なくて済み、3週間くらいで働き始めました。病気がちで体力のなかった妻が、気力を振り絞って家族を養い、治療を使命として働きながら強くなっていったのは、クリニックの由来となったイエスの母マリヤを見習ってのことのようです。

 

その頃、今用いているサプリメントのメーカーを知り、栄養医学についても詳細な情報を得て、機能性低血糖症の治療も飛躍的に進展しました。私は知識や情報をまとめて論理的に整理する性格なので、毎月のクリニック・ニュースにまとめながらマリヤ・クリニックの治療方針を説明してきました。1997年の10周年を機に、それをまとめて輪転機で印刷し、患者さんに配ると用意した500部がすぐになくなり、有料でも良いからという要望に応えて出版したのが『栄養療法の手引』で、その後、患者さんに治療情報を理解してもらうために多くの本を出版してきました。テレビや雑誌にも取り上げられましたが、売名行為のようで治療の時間がとられてしまうので、控えることにしました。クリニックのホームページは毎月60万から100万のアクセスがあり、医療機関の提供する責任ある情報源として信頼されています。薬やサプリメントの効能と処方、検査データの分析、治療の勘どころ、良子院長は夫から見ても天才だろうと思われます。大した妻です。

 

事務長 柏崎久雄

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マリヤ・クリニックならではの視点で、健康・医療の情報発信を行っております。

皆様の心と身体の健康にお役立ていただければ幸いです。

 

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