2026.01.01
◆マリヤ・クリニックニュース1月号
「子育てについて」を追加。
明けましておめでとうございます。
昨年は激動の年でした。ドッグイヤーとは、犬の1年は人間の7年分に相当するそうで、変化の速さを言います。その後、マウスイヤー(人間の18倍)でも追いつかないようです。
AIの普及が人手不足の影響で急速に進んでいます。給料の値上げ状況や物価高騰もあって、中小企業や町の店舗は軒並みに廃業していくでしょう。医療機関の廃業も目立ってきました。会社経営の医療機関や介護施設が増えてきましたが、施設数を増やした効率経営で巧みに業績を上げています。ところが、医療従事者や介護従事者が不足気味で、今後の運営が気になります。
事務系の仕事はAIに取って代わられると言われてきましたが、それだけでなく運転や作業、営業や接待などもAI化が始まっています。社会は変わり、手塚治虫が「鉄腕アトム」で描いた未来像が現実化しています。
そんな中、将来の働き手を養成する教育の現場は、昔ながらの知識教育が幅を利かせています。AIなどを利用した教育も始まっていますが、それは「AIを利用する仕事」というよりは、「AIに利用される仕事」の研修であって、人間の価値、労働の重要性は低減してくるでしょう。戦後以来の日本の詰め込み教育の限界が来ています。
「真面目で忠実・熱心」という教育・人材育成の基準が、AI化によって無価値なものとなりつつあるのです。今や、一流大学に入るとか、一流企業に入るということが理想ではなくなり、知恵・アイデア・想像力などが求められ、それを保持した一部のエリートによって社会が動かされるようになりました。
ところが、親や青年たちと話すと、そのような社会の将来像(今や現実になっている)を考慮せずに、会社に頼って真面目に働くことを考えています。今回の記事は、そのような状況を心配して書いてみました。状況が変わっても、大事なことは個人の人格であり意志です。チャップリンの『モダン・タイムス』をご覧ください。
良き年となりますように。
事務長 柏崎久雄