◆マリヤ・クリニックニュース11月号「健康は思っただけでは得られない!」を追加。
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2023.11.01

◆マリヤ・クリニックニュース11月号

巻頭言

新型コロナの感染はいまだ続いています。そして、インフルエンザも流行しています。咳や呼吸器疾患も増えて医薬品が不足しています。天候異変も拡大し、地震や津波、噴火や洪水の恐れもあります。更に、物価が上がり、人手不足で不便にもなっています。踏んだり蹴ったりですね。

 

キリスト教系のアウトドア団体のリーダーとしてアメリカで何回も研修を受け、「備えあれ!」という標語を強調していたことを思い出します。リーダーが3日前に来て、少年たちをくつろがせ楽しませるために入念に準備と研修をするのです。木々の間に渡らせたロープの橋を歩いたり、キャンプファイヤーも趣向を凝らしたものでした。施設も十分広く整っていて、シャワーや水洗トイレ、冷蔵庫も完備されていました。少年たちは喜び、誇りを持って同じようなリーダーになりたいと研修を受けます。

 

日本のキャンプ地は劣悪で、テント設営場と炊事場があるだけでした。テントを立てた後、料理はわざわざカレーライスを食材から作りご飯を炊くという有様で、戦時訓練みたいで少年たちは疲れ果てます。指導者は難しいロープ結びや集団行動を命令し、できるまで根気強く教えますが、実際には覚えることが多すぎて忘れてしまいます。少年たちは、野外活動を嫌いになって、翌年には参加しません。

 

私は阪神・淡路大震災にも東日本大震災にも直ぐに救援に行きましたが、まさに「備え無し!」で苦労しました。トイレも食料も避難する所も個人的には備えておらず役所任せでした。役所も大規模災害には対応できず、国も同様で、高齢者や障害者・病者が体調を悪くしていきました。

 

残念ながら、自己管理が不足している方々の将来は心配です。運動や散歩を怠る方々が体調を悪くしているのを多く見ています。体調が悪くなってからでは、歳を取るほど良くなることは難しいのです。薬やサプリメントで補うことにも限りがあります。これから起こりうる災害や天候異変、社会の混乱にどう対応するのでしょうか。国や役所で対処するには問題が大きくなり過ぎ、また詳細な対応に向かえないでしょう。

 

最近、心配が募り、皆さんに脅すような文章が多くなっていることを申し訳なく思っています。ただ、毎日8千歩歩くだけでも、健康維持には大きな違いが出てきます。歩けるうちにこそ歩かなければなりません。若い人も同様です。「全ての状況に対して備えあれ!」。テレビを観て時間を過ごすのはやめたほうが良いでしょう。

 

事務長 柏崎久雄

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