◆マリヤ・クリニックニュース11月号「発達障害治療の実際」を追加。pdf
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2019.11.01

マリヤ・クリニックニュース11月号

巻頭言

先月の3女の記事は好評でした。健康器具の上場会社に就職し、商品開発から営業企画、そしてテレビ番組にも出演して商品を紹介する娘には驚いていましたが、将来を嘱望されているのに退社して世界旅行を始めたことはもっと驚きでした。

 

既に2年半も世界旅行を続けていると人に言うと、親が援助しているのでしょう、と言われますが、そんなことはありません。シェアハウスに泊まり、そこで知り合った友達の自国の家に泊まり、アパートを借り、食材を買って料理し、嘘みたいに安い航空券を使って20キロ弱のバックパックで旅をしています。イギリスで出会った時には2枚きりのスパッツがほころびたので繕っていましたが、やはり破けて諦めていました。

 

アジアでは食あたり、東欧では自動車事故や犬に咬まれ、最近は階段から落ちて4針縫い、またお伝えしたように小麦アレルギーになったら、その対策に食事と食材の研究をしながら楽しんで過ごしています。次女も別の世界旅行を続けているのですが、対照的に事故も病気もなく、11月には帰ってきて、人手不足の折、しばらく受付を手伝ってくれます。その内容は本人に聞いてください。

 

なぜ海外を旅行するのかと言えば、異なった文化、社会、歴史、習慣を知ることが、自らの人生に大きく影響を与えるからです。印象的なことは、男性の女性への優しさと労りです。例えば、日本男性の女性への接し方は外国ではひんしゅくものです。アイコンタクトをしない日本人は、怖がられ嫌がられます。レストランでの大きな声は、マナーと教養の無さを示します。さらに、もし、私が海外での経験がなかったら、夫婦仲は不健全だったと思います。違いを知ることは幸せと交流の基本です。

 

ラグビーW杯で日本のもてなしが大好評です。人を喜ばすのには、それだけの準備と配慮が必要です。これができるようになってきた日本の変化をうれしく思います。ただ、それを家族にもできるようになったら、日本はもっと楽しく明るい国になると思います。とりわけ、高齢の方々にお勧めします。妻の機嫌が悪かったら、好物を買ってきて家事を黙ってやり、ひたすら愚痴を聞いて、さらに優しく接してみてください。簡単に改善しなくても、決して怒らず、ご機嫌を取ることです。男性方の老後の幸せは、妻に掛かっています。ご婦人方、どうぞ、男たちの過去の我儘を赦し、優しく育ててください。お願いします。

 

事務長 柏崎久雄

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