◆マリヤ・クリニックニュース3月号「アレルギー対応食品」を追加。
HOME | お知らせ | ◆マリヤ・クリニックニュース3月号「アレルギー対応食品」を追加。

2020.03.02

マリヤ・クリニックニュース3月号

巻頭言

3月は卒園・卒業の月ですね。入学や入社の準備にも忙しいと思います。私達も5人の子供が重なる時には大変でしたが、子供も親が丁寧には世話をしてくれないことを覚悟していたようなところがありました。今は、保育園でおむつ替えや着替えの点検などを親がしなくて良いようですね。土曜には3人分の布団を引取り、月曜に乾燥させて返すのは苦労しました。車に入れっ放しの時もありました。熱が出たので、怪我をしたので、と引取りに駆けつけることもありました。小学校に行ってもホッとできず、少年野球の親のノルマは殆ど守れませんでした。末娘が高校に入学するまでの24年間で若さと体力は燃え尽きた感がありました。

 

5人とも個性があり、多様なので、子育てのコツを掴む余裕もなく、後になって、「こうすれば良かった。ああすれば良かった。」など反省点がわかってきました。今はガーデニングが趣味で、草木の管理を楽しんでいます。日光の加減、水の加減、土の質、肥料の加減、剪定の加減、それぞれ全く異なりますが、時間を掛けて様子を見るゆとりがあります。これまでに多くの草木を枯らしながら、痛めながら、学んできました。

 

昔は失敗をしないようにと注意を払ってきましたが、それに囚われると心が苛立ち、適切な判断もできなくなります。失敗経験こそ人間を謙虚にします。人や仕事や課題を思い通りに処理しようとすると問題やストレスが溜まります。草木を世話し過ぎると、彼らもストレスを感じるようです。剪定も過ぎてはいけません。肥料も過ぎると根を傷めます。過剰な水も根を腐らせますし、不足すると枯らします。ストレスなく育てると甘い実が実りません。多くのことを自然から学びました。子育ての前に学んでおく時間はなかったですが。

 

失敗や挫折を覚悟しながら、日々の労苦を楽しみ、夫婦で散歩しお茶を飲む。なんだか、一番贅沢な暮らしのような気がします。そのように過ごせば、まだまだ仕事もできるかもしれません。昨年の妻の大腸がんや脊柱管狭窄症は、そのような生活を示唆するための試金石でした。

 

アレルギー対応食品の販売を㈱ヨーゼフで3月から始めます。良い品を選んでいます。発送もします。しばらくは試行錯誤です。製品に関するご意見ご要望もお願いします。利益は出ないようなので、送料の自己負担はご了承ください。これからは、アレルギー対応の料理法や情報なども紹介させていただきたく思います。

 

事務長 柏崎久雄

マリヤ・クリニックニュース | バックナンバー

毎月1日にニュースを発行しています。

マリヤ・クリニックならではの視点で、健康・医療の情報発信を行っております。

皆様の心と身体の健康にお役立ていただければ幸いです。

 

バックナンバーはこちらから(2009年~)