◆マリヤ・クリニックニュース5月号「介護に備えて」を追加。
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2024.05.01

◆マリヤ・クリニックニュース5月号

介護に備えて」を追加。

巻頭言

花々も咲き誇っていますが、雑草もまた凄まじい勢いで伸びています。今年は、ニワトリを8羽も飼っているので、その餌としてバケツに5杯以上の雑草をあげています。好き嫌いがあり、全く食べようとしない草もあります。毒性なものでも感じているのでしょうか。期限切れの保存食品をお湯で柔らかくしてあげると、飛びついてきて、くわえると他の鳥に取られないようにさっと逃げて隅で食べています。卵の重さはMが60g前後、Lが64g~70g、LLはそれ以上76g未満ということですが、殆どがずっと大きく、先日102gの卵が採れました。

 

妻は、卵を採ることと見ていることが好きで、世話は私がします。顔よりも大きい芍薬が咲き、シャクナゲも、牡丹も咲いていますが、妻は見ることが好きで世話はしません。実や野菜の収穫はよく働きます。

 

夫婦は面白いものです。私は、掃除機を掛け、拭き掃除をしない代わりに散らかしません。妻は、乱雑にするけれど、よく掃除をし、ゴミを片付け、拭き掃除や洗濯も良くします。妻は料理を手早く作ろうとし、私は丁寧にじっくりと料理します。次第に、得意分野の料理を担当するようになりました。

 

仕事以外では、いつも一緒です。妻と一緒だと、「良く飽きないね。」とか、「面倒くさいだろう。」とか言う男性が多いのですが、そういう人は歳を取って妻の世話になる場合に、捨てられてしまうのではと懸念します。

 

結婚からしばらくは、男女の違いに驚きました。殆ど全て、男性と女性では違います。腹が立ち怒ったことも、直そうとしたことも、一緒にいないほうが楽だと思ったこともあります。妻は人見知りなので、私がいないとつまらなそうにし、一人籠ってしまいます。一緒にいて話をすると、主語や述語が跳んでいるので、何を言っているのかわかりません。何度も聞きなおし共にいて、世間知らずで純粋、自己卑下が多いこと、理科的・物理的な思考過程を持つことがわかってきました。

 

そういう解説や助けをしているうちに、女性や病者への理解やとりなしができるようになっていることに気が付きました。歳を取って、夫婦助け合い、共に生きることがこういうことなのだと悟り始めました。自分一人で好きなことをしている人は、失礼ながら、共に生きることが苦手なように見受けられます。一人では生きられない年齢になる前に、助け合うことを身に着けておいたほうが賢明でしょうね。

 

事務長 柏崎久雄

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