◆マリヤ・クリニックニュース5月号「身体に良い食物①」を追加。pdf
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2016.05.02

マリヤ・クリニックニュース5月号

巻頭言

イギリスの食事が印象的でした。朝食は、どこの国よりも充実していますが、味付けは塩コショウくらいで、美味しいものはなく、昼や夜は、何を食べたら良い
のか困るくらい特別なものはありません。でも、しつこく味付けされていない料
理は健康的で、帰国後に日本の味付けの強さが気になりました。反面、自然を愛することは、公園や庭を見てもわかります。オックスフォードでは、学寮中心の落ち着いたアカデミックな街に感心しました。人生の強調点が、日本とは明らかに異なり、意識と理念を感じられました。

 

私たち夫婦が、還暦を過ぎて自らの人生の意味と目標を確認し始めてしばらくの時が経ちました。来年はマリヤ・クリニックの三〇周年となります。必死に生き、子育てにも奮闘してきましたが、神にも人にも恥じない生き方をしようと努めてきました。実際には、失敗や挫折も多く、非難・批判・攻撃もされましたが、自らはそれに応答しないように心がけました。怒るということは、精神を不健全なものにします。私たちを攻撃した人達は、その矛先を替えただけで、相変わらず非難を繰り返しています。聖書には、「喜ぶ者と一緒に喜び、泣く者と一緒に泣きなさい。」とありますが、患者さんの痛み・弱さ・苦しみ・病気をどうにかして解決しようと努力してきただけだったと思います。

 

精神症状をもたらす機能性低血糖症は、すっかり社会に認知されました。がん患者を救いたいとウィチタのリョーダン医師に一年掛けて教わった高濃度ビタミンC点滴も、すっかり日本の医療に定着し、私たちが最初に始めたことなど、知られていません。腸内環境改善も、その重要性と意義は、最新医療・健康管理として取り上げられています。発達障害も、私たちの主張が通り、対処や支援だけでなく治療可能なものとして厚労省は認めるようになりました。

 

三〇周年を前に、これまでの患者さんからアンケートとご意見・ご感想を求めることにしました。それをまとめて御回答してくださった方々に、本として贈呈を予定しています。また、『栄養医学ガイドブック』も全体を再構成して、出版予定です。模索しているのは記念会です。なるべく多くの方に来ていただきたいので、安くて大きな会場をと思うのですが、一体どのくらいの方にお出でいただけるのか皆目見当がつきません。

 

ともかくも、7月には送らせていただくアンケートに、十分なお言葉を書き足していただきたく願っています。不器用で配慮もできない町医が、自分たちの反省の意も含めて、皆さんの感想をお聞かせ願いたく思います。あと、15年は診察をしたい、体力健康を保持してできれば、もっと長くしたいと院長は言っております。宜しくお願いします。

 

事務長 柏崎久雄

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