◆マリヤ・クリニックニュース8月号「院長の大腸がん対策が記事になりました。(引用)」を追加。
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2023.08.01

◆マリヤ・クリニックニュース8月号

巻頭言

まだ夏の盛りにはなっていないのに、凄まじく暑い夏です。もはやこれが当たり前になってきたのでしょうね。こんな時、体調が悪くなる原因の一つは胃腸の弱りです。冷たいものを飲食すると胃腸を冷やして働きを悪くします。クーラーの効き過ぎも胃腸を冷やします。胃腸が冷えると、働きが悪くなり、消化吸収の力も衰えます。また、身体の免疫力の中枢の腸が冷やされると、免疫細胞の働きも弱まります。腸内温度が35度以下になると免疫力が衰えて感染症にかかりやすくなります。

 

冷やすと身体に悪いと思って、眠るときにクーラーをつけない人がいますが、夜間熱中症の危険もあり、暑さと不眠によって却って身体を悪くするようです。長袖のパジャマを着て、腹巻などをし、少し寒めに温度設定をしたほうが、布団をはだけることもなく、しっかりと眠れるようです。

 

高齢者が多くなってきました。百歳以上の方は、1963年には153人しかいなかったのが、2022年には9万526人にも増えました。百歳になると、内閣総理大臣からお祝い状と記念品が贈られるそうです。

 

健康という面では、若い人の食生活が心配です。食事作りに掛ける時間が短くなり、脂肪や糖分が多く、刺激や味の強いものの摂取が増えているように思います。働く時間は全体的には減っているので、娯楽や余暇の時間が増えているのでしょうが、健康寿命は長期的自己管理に依存します。

 

先月には、私の手術のてん末を記しましたが、今月は妻の抗がん治療が雑誌に取り上げられたので、引用をしました。1987年の開業以来、栄養医学に取り組んできましたが、私たち自身がその恩恵を受ける幸いを身に染みて感じております。患者さんの改善の喜びが私たちにも同様にもたらされました。抗がんという大きな課題は困難が伴い、なかなかそのまま患者さんに適用することは難しいのですが、これまでマリヤ・クリニックで治療するために遠方から引っ越して来られた患者さんも、喜びの成果を挙げてきました。

 

私たちの医療が万全というわけではありません。皆さんの状況も万全というわけにもいかないでしょう。しかし、安易な、その場限りの生き方をしていては、不幸が待ち構えていると思います。試練や病気、誰にも起こりうることです。逃げよう、避けようとしないで、待ち構え、備えて、対応していこうではありませんか。そのためにも、夫婦、家族は決して争わず、仲良くしてください。

 

事務長 柏崎久雄

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