◆マリヤ・クリニックニュース9月号「北海道東部見学と北方領土」を追加。
HOME | お知らせ | ◆マリヤ・クリニックニュース9月号「北海道東部見学と北方領土」を追加。

2023.09.01

◆マリヤ・クリニックニュース9月号

巻頭言

9月の季節の挨拶、「秋涼の候」(秋の訪れとともに涼しくなってまいりましたが)、「処暑の候」(暑さがおさまる頃となりましたが)、などとはとても言えない暑さですね。まだまだ暑さは続くようで、世界的にも気温が高まり、国連事務総長は「地球沸騰化」の時代になったと発言しました。

 

1923年9月1日11時58分、マグニチュード7.9の大地震が関東を襲いました。東京中に火の手が上がり、最高気温46.4度にまでなったそうです。大火災が原因として、公式の気象庁の記録にはなっていませんが、被災者の苦しみは如何ばかりかと思います。丁度100年経ったのですね。

 

暑さ対策に「外に出ないでクーラーを効かせ室内にいる。」と消極的な指導だけがされていることが気になります。長引くコロナ対策で、感染症に罹りやすくなり、この暑さの中でもインフルエンザやその他の感染症の罹患が多くなっています。室内に籠ることが多くなった高齢者の体調が不安定になり、最近になって病院にようやく通うことができて、病気がわかったということもあります。

 

私の故郷の群馬は、冬は空っ風で寒く朝起きたくなかったことや、北に向かって歩くことが大変でした。夏はすさまじく暑く蒸して、夕方には雷が雷鳴を轟かせて辺りに落ちました。生きる為には根性をふり絞らなければならない、と子供ながらに思ったものでした。戸や窓は開けっ放しで、すだれで日除けをし、前のドブの水を柄杓で通りに撒くのは私の担当でした。冷やしたスイカやキュウリを縁側で食べるのはすごく美味しく、外に飛び出て遊んでいました。扇風機がブンブン動き、それでも暑い時は手拭いを濡らして頭に被って大人達は仕事をしていました。私は汗まみれになって自転車でプールに行き、或いは草野球をしていました。

 

政府や社会は、注意や警告ばかりをします。それが正当なものかどうかはわかりませんが、注意をしておけば責任は逃れます。しかし、自己管理は自己責任です。私自身は、暑い日中でも歩き、作業やスポーツ、そして仕事をします。そして、自分の健康状態を確認します。もし、そのようなことができなくなったら、引退しなければならないと覚悟を決めています。災害の時は、誰よりも働き、多くの人を助けたいと願い、身体を鍛えるのは義務であると思っています。クリニックは、災害時にも診察をしてきました。次は、もっと大きいかもしれません。

 

事務長 柏崎久雄

マリヤ・クリニックニュース | バックナンバー

マリヤ・クリニックならではの視点で、健康・医療の情報発信を行っております。

皆様の心と身体の健康にお役立ていただければ幸いです。

 

バックナンバーはこちらから(2009年~)