◆マリヤ・クリニックニュース9月号「ナローボートの旅(イギリス)」を追加。pdf
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2019.09.02

マリヤ・クリニックニュース9月号

巻頭言

来月から消費税が上がります。医療機関やサプリメント販売はあまり関係がないのですが、負担がいろいろと増えてきますね。政府はこの機にキャッシュレス化を進めたいようで、キャッシュレスポイント還元を行います。キャッシュレス化については、先月号で説明いたしました。狙いとしては、政府説明よりも貨幣発行費の軽減や裏金作りの抑制、そして資金情報の一元的掌握などにあると思われます。一般市民にはあまり関係なく、利点が多いように思われますが、私には「利便性は危険」という先入観もあるので、注意をしています。ともかく、情報や流行に左右されるとろくなことにならない、ということは意識しておく必要があります。

 

花粉症薬への保険適用不可の情報が錯そうしています。今後、風邪薬や湿布薬も不可になる可能性があります。国内2位の組合員51万人の健保組合が破綻しました。年金ばかりでなく、健康保険の破綻もありうることです。自然災害の多発化・多様化・拡大が予想され、国際紛争も増えてくるという状況の中で、先月もお伝えしたように、「備え」が必要です。

 

外国に行き、或は外国人と交流する中で気が付くことは、日本人は交流が下手で自分の気持ちや意志を伝えることができない、ということです。また、空港・駅・ホテルなどの従業員の数が日本は4~5倍多いのではないかと思います。外国では尋ねなければならず、自分で調べなければならないことを、日本では従業員が直ぐに教え助けてくれるのです。海外旅行は武者修行のような気がして好きなのですが、国内旅行はサービスが過ぎて気が休まらないような気がします。

 

娘たちは、海外旅行をして3年目になっています。時々帰りますが、見事に力強くなっています。夫唱婦随の結婚などを娘たちに求めていませんので、生活力が強くなっていることをうれしく思います。妻に命令し威張っている男性は、欧米では殆どいません。また、老夫に対して毒づいた物言いをする老妻もあまり見ません。協力し助け合わなければ人生は生きていけるものではありません。新聞やテレビを見て情報に左右されるよりも、毎日働き、自分の力で生きていくことが大事だと思います。お年寄り夫婦のいがみ合いや無気力さは人生の悲劇です。一生懸命生きていた時代には、そんなことは無かったのではないでしょうか。勝ち負けにこだわるのは弱者・愚か者の特徴です。自らの人生を生きる、勤務でなくても仕事をする。自らの力を付けてください。

 

事務長 柏崎久雄

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