◆マリヤ・クリニックニュース8月号「高齢者の健康と栄養補給」を追加。
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2024.08.01

◆マリヤ・クリニックニュース8月号

巻頭言

凄まじい暑さです。人に会うと「暑いですね!」と言ってしまいますが、昔の暑さとは次元が違います。もはや温帯ではなく、亜熱帯ですね。風鈴や浴衣、そしてすだれや水撒きの風情はなく、ひたすら部屋に籠ってエアコンの涼しさを求めたくなります。

 

それでも雑草は荒れ放題となり、暑さで月桂樹が枯れてしまいました。あわてて連なっていた6本を切り倒し、水を注いでひこばえの成長に委ねます。ところが切った枝葉や幹が膨大で、暑さの中で燃やすのに二日もかかりました。こちらは枯葉を燃やすのが認められている田舎なのですが、延焼してはいけないので燃えるのを見守りました。キャンプファイヤーを思い出しました。最近は、子供も大人も暑いからヤダ!と言って、キャンプファイヤーはしなくなりましたね。

 

高校時代に赤城山でテントを張った時は、真夜中の土砂降りの雨で泥だらけになり、息子たちを連れた丹沢の山では、ぼろテントに灼熱の暑さで敷きマットがなく眠れませんでした。彼らは、あれでキャンプが嫌になったのかどうか、でも逞しく育ちました。

 

シェラネバダ山脈の2700mの高さでテントを張った時は、8月なのに霜が降り、凍え死ぬかと火を焚いて翌朝レンジャーに怒られました。10mほどの所に熊の足跡が霜の中に続いていたのを見た時は恐ろしかったものです。ミズーリー州の5000人ほどのリーダーキャンプで3センチ程の乾燥アリを食べられるか人が集まっていました。私たちが行くと日本人はできるか?と挑まれたので、私がパッと食べると賞賛されて、その夜に120キロも離れたユーレカスプリングスのThe Great Passion Play(受難劇)に連れて行ってもらいました。250人ほどの住民が演じて、毎晩行われ、5000人以上が集まっていました。帰りは真夜中の2時ころでした。他にも、暑い夏ならではの多くの体験がありました。

 

暑さの中で体調を崩す高齢者が気がかりです。検査をすると血中のタンパク質、アルブミン値が少ない人が多く、ひとたび感染したり、病気になったりすると対抗できなくなっています。筋肉も少ないので暑さ寒さにも弱くなります。多くの人が、コロナや暑さで運動不足になっているようです。今月は、食生活には気を付けていただきたいとまとめてみました。健康管理を十分にして暑さを乗り切ってください。

 

事務長 柏崎久雄

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