コロナ騒ぎも一段落しそうで、少しずつ平常に戻りつつあります。我が家では、次女マリヤの夫のニコラスの母が来日し、長女も子供たちを連れて３年ぶりに里帰りしてきました。家の中を英語が飛び交い、こんなに我が家が国際化されるとは思いもよらなかったことです。

円安が進み、アメリカに出している検査や購入しているサプリメントの料金や送料も上がりました。発達障害や食物アレルギー、代謝障害などの検査に必要なもので、治療しようとする患者さんの負担増が心配です。そのような治療に必要なサプリメントも日本では販売されていなかったのですが、今回アメリカの会社の子会社が日本で発売を始めるということで、為替による価格上昇は最小限に抑えられそうです。

医療機関へのセキュリティーテロが起きているので対策を進めています。専門家に聞くとプロが本気で侵入しようとしたら、守るのは難しいと言われましたが、侵入され感染したら、医療機関にとってコロナウイルスよりも大きな被害が出そうです。

長いコロナ対策と季節要因も重なり、体調を崩したり、精神的なストレスがたまったりする人が多いようです。物価高もあって、これまでの生活様式では困難を覚えることも多いと思います。

今月のニュースは、そんな状況で申し訳ありませんが、海外に行った時の景色や庭園の様子を書きました。妻は毎食料理を素材から作り、オシャレや服にあまりお金を使いません。私も、酒や外食、ギャンブルはせず、無駄遣いはしません。海外旅行を楽しみにして節約してきたわけです。子どもたちもなるべく海外に連れて行って、日本以外の状況を体験させようと思ってきました。

５人の子のうち２人の伴侶が日本人ではなく、１人は家族とカナダで生活し、独身の末っ子は外資企業に勤めて外国にも飛び回っています。国際的な対応を身に着ける必要を覚えて育て、名前も海外で通用するようなものにしました。ただ、このようになってくるとは思いませんでした。

ツアー旅行には参加せず、なるべく現地の人と接し、レストランに入り、歩き回るように計画しました。大変で苦労も多いのですが、その経験が私たち夫婦も子供たちにも影響を与えてきたと思います。お仕着せで世話の焼かれる人生ではなく、自ら計画し、判断することが大事です。皆さんも試してみませんか。案外安く済みますよ。

事務長　柏崎久雄